ロゴ

   

企業法務

■株主総会とは
株式会社の所有者である株主を構成員とする会社の最高意思決定機関であり、定款変更、取締役などの選任、会社の解散・合併などの基本的事項について決定する機関を指します。
株主総会には、決算期ごとに開催される「定時株主総会」と必要に応じて開催される「臨時株主総会」があります。

■株主総会対策
・スケジュール策定
株主総会の基準日公告や総会の開催日、また社内での役割分担など、なるべく詳細かつ正確にスケジュールを策定しておく必要があります。

・シナリオの作成
株主総会当日における、開会前、議事進行、閉会後までのシナリオを詳細に作成しておく必要があります。

・想定問答集の作成
株主からの質問に対して、株主総会当日にスムーズに的確な回答を行うためには、想定問答集の作成が極めて有効となります。
早い段階から作成に取りかかり、考え得る限り幅広くかつ具体的に想定質問とそれに対する回答例を準備する必要があります。
とりわけ、事業報告・計算書類などの報告事項の内容と、各議案の内容については、説明義務があるため、関連する質問を想定し、十分な回答を練っておきましょう。

・リハーサル
株主総会においては、想定外の質問や不測の事態が生じる可能性が十分に考えられます。全ての事象を想定して対応を準備することは不可能であるため、想定外の事態が生じることを前提に準備しておくことが重要となります。
そこで、実践的なトレーニングとして、実際に株主総会を行う会場とほぼ同様に会場設営をしてリハーサルを行い、その中で適宜対策を講じるなど、その対応手順を練習しておくことが重要となります。