2018年に,書店で街道歩きのガイドブックを探したところ,「ちゃんと歩ける街道シリーズ」(八木牧夫著)(山と渓谷社)に出会い,五街道を揃え,2019年からは,精力的に歩くようになりました。
「ちゃんと歩ける街道シリーズ」を手に持って,現在位置を確認しながら歩いています。詳細な地図が載っており,名所旧跡,寺社仏閣だけでなく,あらゆる石仏などの位置が正確に記されていますので,出来るだけ現地で見るようにしています。長野県では,男女双体道祖神といわれる,仲のよい男女が刻まれている形のものをよくみかけます。解説も書かれており,非常に便利な本です。実際に何回も歩いた人でなければ書けない内容です。交差点の名称まで記載されていますので,現在の位置が確認しやすいです。コンビニの位置も記載されていますので,トイレ休憩の予定が立てやすいです。この本がなければ,街道歩きを精力的に行うことはできなかったと思います。
この本には詳細な記載があるのですが,全体的な位置関係が掴みにくいので,縮尺の大きな地図のコピーも持って歩いています。地形上の目標を捉えながら歩いていますので,そのような地図が必要になります。出発前に,全体的なイメージを掴んでから歩き始め,そのイメージと現地を一致させることで,歩くペースを掴むという方法を採用しています。等高線がない地図では,イメージを掴みにくいです。
文章:川﨑直人