小学校3年生の頃から,父親とサイクリングをする機会が多くあり,5万分の1の地図を愛用したことが切っ掛けだと思います。当時居住していた与野市(現さいたま市中央区)から,かなりの遠方まで行きました(奥多摩湖,吾野,鎌北湖,黒山三滝等)。秋の体育の日に家族で山登りをしていた時期もあります(浅間山等)。
司法試験受験時代は,択一試験が終わった後に,山登りをすることが習慣になっていました(奥多摩,奥武蔵等)。司法修習生時代には,実務修習で大阪に1年4カ月おり,その間の土日は,雨が降らない限り,京都,奈良,滋賀を中心に,関西全般を歩いていました。
弁護士になって,仕事で地方に行くときには,時間が許す限り,ポイントを決めて動いていました。結婚後,子供が小さいときは,時々家族旅行をしていましたが,歩きを中心とするペースが合わないため,現在は,自分1人で歩いています。
2012年秋に脊柱間狭窄症に罹患し,ひどいときは,1分間立って電車を待つことすら辛いときがありました。幸いに鍼で完治しました。8カ月間はウォーキングを控えていましたが,ほぼ大丈夫という感覚を持つに至り,短い距離からウォーキングを開始し,段々と距離を長くしていきました。甲州街道の笹子峠越えを経験する中で自信を取戻し,現在では,元通りに歩けるようになりました。
脊柱間狭窄症のときに杖を利用しましたが,現在は,山登りのときに利用しています。特に下りでは,足や膝にかかる負担を軽くすることができます。山道を歩くときは,トレッキングシューズを使いますが,平地では,普通のウォーキングシューズを使います。4000円程度のものを買って,痛んでくれば,新しいものに替えることの繰り返しで,その中で,自分に合っているものをみつけようとしています。ナップサックを背負って歩いており,手を自由に使えるようにしています。
文章:川﨑直人