最近は街道歩きをしており,2017年に甲州街道(高尾から信濃境まで),2019年に日光街道(日本橋から日光),奥州街道(宇都宮から白河),甲州街道の残り(日本橋から高尾,信濃境から下諏訪)を歩いています。東海道,中山道も少しずつ歩き始めていますが,距離が長く,山越えの難所もありますから,体力のあるうちに,数年かけて歩けばよいと思っています。
古い町並みを歩くことは昔からテーマとしており,宿場町を個別に訪問することはしていました。しかし,宿場町と宿場町の間を歩き通すことは,中山道の妻籠と馬籠の間などを除いて,ほとんどありませんでした。街道歩きは,従来の点を線にしていくというイメージです。
街道歩きをするようになった切っ掛けは,「甲州街道ウォーキング」(旧甲州街道に沿って山梨を横断する旅)というJR東日本が出している冊子を駅で手に入れたことにあります。必ずしも精密な地図ではなかったこと,山梨県では,アップダウンが相当にあることが予想できましたので,冊子を手に入れたものの,甲州街道歩きを実行に移すまでには時間がかかりました。新しい目標を設定しようと思っていた時期でもあり,物は試しという程度の感覚で,まず,相模湖駅ー上野原駅のコースを歩いてみたところ,地図には,実際に歩くうえで重要なポイントがしっかりと書かれており,十分に歩ける見通しがつきましたので,冊子をもとに,2017年に相模湖駅から信濃境駅(山梨県の東から西)までを歩いてみたのが街道歩きの始まりです。A駅とB駅の間を歩いて,B駅から電車で戻り,次回は,B駅まで電車で行ってC駅まで歩き,C駅から電車で戻るということの繰り返しをしました。
街道歩きをすると,1日あたりの歩く歩数,距離は相当なものになります。1日2万~3万歩は普通に歩いており,48,000,45,000歩を歩いたこともあります。
高校までの体育の中で,自分の筋肉が短距離向ではなく,長距離向であると思っていましたが(勿論大したレベルではありません),その特徴が,長い距離を歩くことを苦にしないことに繋がっているように思います。
文章:川﨑直人